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九龍浦に行けば、100余年前に日本人が住んでいた日本の家屋がそのまま残っている。日本統治時代に日本人の居留地だった九龍浦邑内チャンアン洞の路地は、あたかも映画のワンシーンのように、今でも日本の雰囲気を漂わせている。実際に数年前、某放送局の人気ドラマ「黎明の瞳」で日本の通りを撮影する際、ここの路地が背景に使われた。この路地に足を踏み入れると、時間が逆戻りしたように1900年代序盤、韓国で暮らしていた日本人の生活をのぞいているような気持ちになる。二階建て木造家屋の窓が開きながら、着物を着た女性が「こんにちは!」 とあいさつでもしてきそうである。車がやっと通れるくらい狭い路地を挟み、両側にぎっしり建っている家は、古く空き家が多いが、雰囲気はそのまま伝わ...
迎日冷水里新羅碑 新羅の智証王4年(503)に建てられたと推定される現存最古の新羅碑として、新羅初期の政治、経済、社会、文化の諸問題を扱っているので王命を扱った初期の律令体制が分かるし、国宝第242号の蔚珍鳳坪新羅碑とともに新羅の歴史の研究に貴重な資料と評価されている。 でこぼこの四角形の自然石の前、浦、上の三面に字が刻まれており、一行ごとに字数と大きさが一定しないが、だいたい前面は12行152字、裏面は7行59字、上面は5行20字で総231字が刻まれている。
書院は高宗5年(1868年)に大院君の書院撤廃令によって建て壊されたが、1913年に復元され、廟宇は純宗元年(1907年)に焼失したものが1972年に復元された。 立岩書院は木造瓦屋でㄱのような形をしており、その一帯は自然景観がすばらしく、書院周辺には万活堂、日臍堂がある。 日臍堂 正面3間、側面2間の八作瓦屋根でできた日臍堂は、朝鮮宣祖33年(1600年:丙子年)に建築され、旅軒・張顕光、守庵・鄭四震、倫庵・孫宇男らが学問を切磋琢磨していた場所で、1629年には蘆溪・朴仁老が訪れて立岩歌29首と立岩別曲を残したりもした。 1907年の山南義陣事件で日本軍が放火して焼失したが、1914年に復元された。 日臍堂は平面構成において補間2間...
浦項市南区長鬐面邑内里にある「長鬐邑城」は、この地方の大きい山である東岳山から東に連なっている尾根に位置しており、その丘の下には長鬐川が東海に流れ込んで県内の野原を形成している。日本帝国の残酷さはこの邑城にも及んで城中の全ての官庁などの施設が破壊され、だだ郷校のみがこの地域の住民により復元されており、雑草に覆われている城壁はそのほとんどが崩れている。
法広寺は飛鶴山入口の神光面上邑里にあり、新羅26代目の王である真平王のとき、国師・元暁大師と義湘法師に命じて創建された寺で、名前は真平王の祖父である23代目の王・法興王の法名を取って付けられた。法広寺の扁額は真平王の親筆で揮毫された。法広寺は約5千坪規模の境内に大雄殿、金堂2階香炉殿などのある525間の大きな建物であったと推定されるが、朝鮮哲宗末年に村人の放火で全焼して廃寺となり、現在の法広寺は1952年に建て直された。新羅真平王の時代に王命によって建てられた寺で、建物の規模が525間にも及んだが、壬辰倭乱(文禄の役)のときに焼失し、現在の法光寺址には1952年に建てられた法広寺があり、釈迦仏舎利塔、蓮花釈仏座台、双頭亀趺、幢竿支柱と朝鮮英祖の時...
浦項市烏川邑恒沙里雲悌山に位置いている「吾魚寺」「吾魚池」とともに絶妙な自然景観と調和した秘境の一つである。新羅第26代「真平王(579~632)」の時に創建されたお寺で、「元暁大師」と「恵空禅師」がここで修道の折、法力で小川の魚を生還させる試合をしたが、一匹は死んでもう一匹は生きて力強く泳いだ。それを見て「元暁大師」と「恵空禅師」は互いにその生きた魚は自分が生還させたと言い張った。それで私を意味する字″吾″と魚を意味する字″魚″を使って「吾魚寺」と名づけたといわれている。慶尚北道の文化財第88号である大雄殿、国家宝物第1280号である梵鐘、「元暁大師」の笠、その他多数の遺物を保管している。お問い合わせ : Tel. 82-54-292-2083...
宝鏡寺は壮大で美しいチュンナム山を背に、左右に伸びる内延山連峰に囲まれており、12の滝で名の通った奥深く静かな谷から流れる澄んだ小川をかき抱くようにして、のどかな地形に位置している。 新羅真平王25年(602)に秦から留学して帰ってきた大徳智明法師が、王に「東海岸の名山で明堂を探して八面宝鏡を埋め、その上に仏堂を建てれば倭寇の侵略が防げ、将来三国を統一できる」と進言したところ、王が喜んで浦項を過ぎ、海岸沿いに移動しながら五色雲に覆われた内延山を見つけ、その池を埋め立てて八面宝鏡を埋め、寺を建てたのが宝鏡寺だという。 瑞雲庵、青蓮庵、文殊庵、普賢庵がある。 現況 位置 : 浦項市北区松羅面中山里622 お問い合...